糖質制限のレベルと実践しやすさの関係性

糖質制限を実践しようと思った時にまず考えるのは、どの程度のレベルで糖質制限を実践しようかという点ではないでしょうか。

始める段階では多くの人が糖質依存の状態にあると思いますから、いきなり糖質をほぼ0にするのは少々心細く感じる人も多い事でしょう。

今回は糖質制限のレベルと実践のしやすさの関係性について説明して行きます。

糖質制限レベルと難易度の関係性

当サイト『PFcメソッド』では糖質制限を以下の3レベルに分けてそれぞれ『PFc-1』~『PFc-3』と呼んでいます。

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『PFcメソッド』推奨の糖質制限食

  • 一日二食(一食や三食も容認)
  • 一食あたりの糖質量は20g以下
  • タンパク質と脂質は満足感があるまで十分に摂取する
  • ビタミンやミネラルも意識的に摂取する
  • 間食は一日合計糖質量10g以下に限り容認
  • PFc-1:PFcメソッド推奨の糖質制限食
  • PFc-2:PFc-1 + 糖質緩和食(糖質量40g以下)を一食まで容認
  • PFc-3:PFc-1 + 糖質緩和食(糖質量40g以下)を二食まで容認

どのクラスも基本的な推奨基準として「一日二食、間食はトータル糖質量10g以下で容認」となっています。

PFcメソッド推奨の糖質制限食(PFc-1)を基準としつつ、PFc-2、PFc-3となる毎に糖質制限レベルが緩和されて行きます。

糖質制限レベルが高い(レベルが上位)であるほど肥満対策や糖尿病対策としての効果は高まります。

一方で効果が高まるとしても実行が困難な人もいらっしゃるでしょう。

こういった糖質制限のレベルと実行する難易度については、二つの側面で異なる相関性を見出す事ができます。

糖質依存度による制限レベルと難易度

糖質依存度によるレベルと難易度の関係とはつまり、「大好きな糖質系食品を食べられない事が苦である」という前提にたった相関性です。

この場合、当然ながら糖質を一定量摂取できるスタンスの方が実行がより容易となります。

糖質を可能な限り摂取したいという欲求に基づいて考えた場合、PFcメソッドにおける糖質制限クラスは以下のような特徴を持っている事になります。

  • クラス1(PFc-1):難易度高・効果高
  • クラス2(PFc-2):難易度中・効果中
  • クラス3(PFc-3):難易度低・効果低

糖質制限レベルと実行しやすさ糖質依存度

『PFc-1』は糖質制限による健康効果には最も期待できるものの、全ての食事で糖質量を20g以下に設定しなければいけない点が糖質依存的な視点で見ると苦しい部分だと思います。

一方で『PFc-3』であれば一食あたりに40gまでの糖質摂取を要因するスタンスですから、PFc-1では食べれられなかったようなメニューを量に気を付けつつ食べる事も可能となります。

このように「本当は糖質を摂取したい」という思いを前提とした場合には、糖質制限レベルと実行のしやすさは負の相関性を有する関係にあると言えますね。

糖質量把握による制限レベルと難易度

糖質量把握による制限レベルと難易度とはつまり、「どのような食材や食品に糖質がどの程度含まれているかを把握した上で食事を取る難しさ」に着眼した相関性です。

要約すれば、「明らかに糖質の少ない食品を選択していれば細かな計算をせずとも良いが、一定の糖質摂取を容認する場合にはそれよりも細かな糖質量に関する知識が必要である」という事です。

例えば、昼食として明らかに糖質の少ない食事を取りたいと思えば「牛ステーキ+塩コショウ」といったようなものを食べれば確実に低糖質な食事となります。

一方で糖質量40g程度の食事を取ろうと思ったら「丁度良い糖質量を摂取するための知識」が低糖質食と比較してさらに重要となってきます。

当然、牛肉を何kg食べても糖質量40gには遠く及びません、であるならソースで糖質を摂取する事を考えるかもしれませんし、ライスや付け合わせで糖質量を補う事を考えるかも知れません。

そういった場合に「どのソースをどれぐらい使えば良いか」や「ライスは何グラムまでなら摂取できるのか」といった事を細かく把握していないと「程よく糖質を摂取する食事」というものは実現できません。

この計算を誤ると、40g程度を摂取するつもりが実は60gを超える量の糖質を摂取していたなんて事にもなりかねません。

このように糖質量の把握と計算といった側面に注目した場合、PFcメソッドにおける糖質制限クラスは以下のような特徴を持っている事になります。

  • クラス1(PFc-1):難易度低・効果高
  • クラス2(PFc-2):難易度中・効果中
  • クラス3(PFc-3):難易度高・効果低

糖質制限レベルと実行しやすさ糖質把握

このように、糖質量を細かく計算する必要もないぐらいにしっかりと低糖質食を徹底していれば、むしろ糖質計算の手間から解放されるという意味では実行しやすく、それでいて健康効果は最も高いのが『PFc-1』という事になります。

逆に『PFc-3』は一定の糖質摂取を許容する事によって、一定限度を超えないような「適切な糖質量」をしっかりと把握する必要がある点で実行のしやすさで劣りますし、健康効果はやはり『PFc-1』や『PFc-2』と比較して低くなってしまいます。

このように、糖質制限を実行する上での難題である「食品に含まれる糖質量の把握」という点に着眼した場合、糖質制限レベルと実行のしやすさは正の相関性を有する関係にあると言えますね。

糖質への思い入れによって実行のしやすさは大きく異なる

ここまで説明してきたように、糖質を摂取したいという願望が強い人にとっては、糖質制限レベルと実行のしやすさは反比例する関係にあると言えます。

逆に糖質の摂取自体にそれほど執着がない人にとっては、糖質の摂取量について細かく気にする必要がないというメリットを考えた場合には、糖質制限レベルと実行のしやすさは比例関係にある事が分かってもらえたでしょうか。

糖質制限を実践する上で望ましいのは、やはり後者の状況でPFcメソッド『PFc-1』を日々実践する事です。

「糖質を摂取したいけど我慢している」という場合には『PFc-1』は「つらいけど効果的な糖質制限」という事になりますが、糖質への未練を断ち切れば「献立の選択が楽で効果的な糖質制限」といったように良い事尽くめになります。

出来る事なら、良い事尽くめな糖質制限生活を送りたいものですね。