『砂糖』と『異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)』とは?有害性と徹底的に避ける食生活の必要性

糖質制限を実践する上で重要な事は、何と言っても日々の食生活の中で摂取する糖質の量を極力減らす事です。

しかしそんな中でも特に気を付けたいのは、糖質の代名詞的な存在である砂糖異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)です。

恐らくはこの二つさえ完璧に断つことができれば、他の炭水化物を普通に摂取していたとしても、糖尿病や各種関連疾患を発症するリスクをかなり下がる事でしょうし、肥満防止といった点でも有効に働く事でしょう。

今回は砂糖とは何か、異性化糖とは何かについて触れて行きたいと思います。

砂糖とは?

砂糖はあまりにも当たり前の存在になり過ぎていて、今更「砂糖とは何か」と考える事もあまりないのではないでしょうか。

砂糖とは成分的な名称としては『ショ糖(スクロース)』といったものであり、ブドウ糖と果糖が結合した糖の一種です。

原材料は主にサトウキビやテンサイ(サトウダイコン)が利用されます。

サトウキビの搾り汁を煮詰めて結晶化する事で砂糖が作られ始めたのは2500年ほど前のインドだったとされています。

その後全世界へと輸出されていったのですが、当初は今のような趣向品としてではなく「薬」として扱われていたのだそうです。

日本で国産化されるようになったのは遅く、江戸時代初期頃まで待たなければいけなかったというのは意外な話です。

砂糖の摂取は日々の食生活において有益な栄養素をもたらしてくれるわけではなく、かつては薬として、後には趣向品として扱われるものでした。
考えようによっては、人々の暮らしにとって然程必要ではないものであったからこそ国産化が進まなかったのかも知れませんね。
江戸時代の学者の中には砂糖の害を訴えた人もいたようですから、当時からすでに砂糖の危険性に気が付いていた人も少なからず居たのでしょう。

異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)とは?

砂糖と比較するとあまり馴染みのない人も多いと思われるのが『異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)』です。

しかし実は我々の食生活において接していない日はない(もちろん糖質制限者はその限りにありませんが)というほどに、様々な食品で使われている甘味成分なんです。

異性化糖とは、ブドウ糖を主成分とする液を異性化させて果糖としたものとブドウ糖を混ぜ合わせた糖液の事です。

と説明すると少々難解だとおもいますので噛み砕いて説明しますと、「穀物のデンプンを原料として作り出した甘味料」という事になります。

要するに、「砂糖よりも簡単かつ安価に作れる甘味料」として異性化糖というものが広く普及・活用されているという事のようです。

砂糖や異性化糖の有害性

砂糖や異性化糖はまさに糖質そのものですから、糖質制限的な視点で言えばその有害性は明らかです。

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しかしそれ以外にも(関連するものも含めて)砂糖や異性化糖には様々な有害性が指摘されています。

  • ガン
  • 脂肪肝
  • アルツハイマー病
  • 精神不安定
  • ADHD

その他様々な病気と砂糖や異性化糖の多量摂取に関係性が指摘されています。

こういったものの根底にあるのは恐らく、「糖質過剰摂取による弊害」という事になるのでしょう。

その端的な例として砂糖や異性化糖が挙げられているに過ぎないのではないでしょうか。

また砂糖や異性化糖の「甘み」は非常に中毒性が高く、『砂糖依存症』といった言葉もよく使われます。

WHO(世界保健機関)でも砂糖の摂取量を控える事が推奨されており、一日に25g以下の摂取に留める事を推奨しています。

砂糖や異性化糖が使用されやすい食品

清涼飲料水(ソフトドリンク)

真っ先に気を付けたいのは飲み物です。

市販のソフトドリンクには非常に広範囲に砂糖や異性化糖(果糖ブドウ糖液糖)が使用されています。

異性化糖に関しては若干名前が異なる事もありますが、概ね『果糖』と『ブドウ糖』に関する記述があればソレだと思って良いです。

ソフトドリンクで摂取する糖質は速やかに体内で吸収されますから、血糖値を一気に上昇させます。

それだけでも危険なのに、多くの人はその有害性を意識せず気軽に多量の糖質を摂取してしまう事になりやすいので、食品にもまして気を付けるべきなのが飲み物だと言えます。

ソフトドリンクを購入する際は、くれぐれも成分表を確認して、含まれている糖質(炭水化物)の量を把握した上で飲む飲まないを決めましょう。

基本的には飲み物に関しては常に糖質0のものを飲む習慣を付ける事を強く推奨します。

  • お茶(無糖)
  • コーヒー(ブラック無糖)
  • 水(炭酸水含む)
  • ゼロカロリー系飲料

これらのものであれば基本的に糖質は0か限りなくそれに近い含有量となっていますので、安心して飲んでも良いでしょう(人工甘味料の取り過ぎは良くない可能性があるので注意)。

水に関してはあくまでも味の無い水(ミネラルウォーターなど)の事であり、「一見すると水のようで実は味がある」タイプの飲み物は含みませんのでご注意下さい(それらのものは少なくない糖質を含んでいる場合が多いです)。

何れにしても、糖質量が0の飲み物をしっかり確認して選んでいれば大丈夫です。

調味料

各種調味料にも大量の砂糖や異性化糖が使われています。

特に和食の味付けには甘味が欠かせませんので、『めんつゆ』や『ポン酢醤油』などには多くの砂糖や異性化糖が含まれています。

それ以外にも『ケチャップ』や『ソース』、『各種タレ』などには多くの砂糖や異性化糖が使われていますから、こういったものを購入する際は確実に裏面の成分表記を確認するように心がけて下さい。

最近はこういった調味料に関しても糖質制限仕様のものが増えているので、料理をする方にとっては非常に嬉しい状況が整いつつある事を実感しています。

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各種加工食品

本当に様々な食品に砂糖や異性化糖が使われているので、徹底して成分表記を確認しつつ糖質過多な食品を避けて行くしかないでしょう。

簡単に言えば、「甘味があり、人工甘味料の使用を掲げていない食品には多くの場合で砂糖や異性化糖が含まれている」と思って差し支えありません(もちろん食材自体の甘味が強いものに関してはそうとも限りませんが)。

砂糖や異性化糖を避ける=糖質を避ける

ここまで砂糖や異性化糖がどういったものであるか、そしてその有害性や多く含まれているものなどについて触れて来ました。

砂糖や異性化糖は糖質制限を実践する身としては間違いなく避けるべき物質であると言えますが、それは即ち糖質を避ける事と同義である事はお分かり頂けるでしょう。

砂糖や異性化糖は我々の食生活に根深く入り込んでおり、糖質制限を実践している人でも量は少なくても口にしない日は少ない場合が多いのではないかと思います。

そういった状況を根本的に変えるには砂糖や異性化糖の使用を規制するような法的な枠組みが必要となりますが、現状の食品業界で行われている事(大手メーカーの糖質カット商品には普通に砂糖や異性化糖が使用されていたりもする)を考えると、近い将来に実現しそうな気配はありません。

であるなら我々消費者が砂糖や異性化糖の害を認識して、自己防衛に努める他ないでしょう。

糖質を避けた食生活の第一歩は、砂糖や異性化糖を”徹底的に”避ける所から始めるべきです。

調味料などでどうしても摂取してしまう時は、くれぐれも使用量にはお気を付け下さい。